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週刊田力(平成19年12月16日「オーストラリア干ばつ、くりはら田園鉄道、学者も人間など」 

[1]「オーストラリア続く干ばつ、農産地崩壊も、相次ぐ離農」

 2007.12.9 北海道新聞

 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/64922.html



<以下一部要約>

  昨年、「百年に一度」という深刻な干ばつに見舞われたオーストラリアが今年も雨不足にあえぎ、小麦や牛肉、ワインの生産農家に大打撃を与えている。地球温暖化との関連も指摘される干ばつは確実に増えており、同国が先進国に京都議定書を急きょ批准した背景ともなった。

 シドニーの西約三百キロにあるカウラで小麦畑を営む農家は「最悪だった去年は収穫ゼロ。今年も生育期の七、八月に雨が降らず平年の六割減、温暖化の影響を疑う仲間は多い。」と嘆く。この畑はかんがい設備がなく、雨だけが頼りである。

 同国政府は主要穀物の生産量が平年の42%減になると予測する。また飼料穀物の高騰で牛肉も値上がりし食品価格は過去一年間に約10%も上昇。これが日本のパンやめん類、チーズなどの値上がりにもつながっている。

 同国のラッド新首相は前政権の方針を転換し京都議定書を批准。バリ島で開会中のCOP13にも出席し、「ポスト京都」の枠組みづくりにも積極的に加わる意向。だが、その間にも干ばつは続き、多くの農家は眠れない日々を送る。




  ×  ×  ×  ×  ×  ×  ×



 海の向こうの農家も大変なようです。ちなみに、オーストラリアの農業に打撃を与えたのは干ばつという「乾燥」の結果であって、これが地球温暖化とどのように関係してくるのか、もう少し詳しい解説がほしいところです。個人的には温暖化が進むと海水の蒸発量が増え、そして雲が増えて降雨が多くなるような気もしますが、このあたりの因果関係はどうなんでしょう?

 「温暖化は一刻の猶予も許されない」

 先日も、こういった報道がテレビに流れていましたが、あまり焦りすぎると事をし損じる場合もあるわけですし、時には一呼吸置くことも大切なこともあるでしょう。



[2]地域版「くりはら田園鉄道」

 宮城県でも岩手県にほど近い旧栗駒町(現 栗原市)はかつて鉱山で賑わった町で、ここで採掘される鉱石などを運搬するために、水田地帯をのんびりと走る「栗原電鉄」が敷かれました。その後、この路線は「くりはら田園鉄道」と名前を変えましたが鉱山が閉山となり、また車社会の発展で、鉄道を利用する人も少なくなって、ついに平成19年3月をもって廃線となりました。

 都会では「開かずの踏切」との言葉もあるようですが、くりはら田園鉄道は「めったに閉じない踏切」で、車を走らせ、まれに「閉じた踏切」にぶつかると若干の不運さを感じつつも、のんびりと通り過ぎるローカル線に微かな郷愁を感じたものです。

 先日、この稲穂の向こうから眺めた「消えゆく日常の景色」を歌った青年と出会いました。この歌を手作りのCDにして、ライスフィールドで販売しております。



「くりでん」

  歌/作詞/作曲/スクイズケン(栗原市出身 農家の長男)



[3]論説「学者も人間」

 先日のことですが、ある国際機関に努めている先生と会食する機会があり、なんとはなしに「ちなみに英検何級くらいですか?」などとアホーな質問をしてしまいました。

 この先生は米国の大学も卒業されているので、その英語力は英検程度で云々されるレベルではないことは聞くまでもなかったわけです。

 私のように郡部出身の人間にとって、そういった能力は羨望に値するわけですが、その先生が



 「伝統的日本の農村生活について聞きたい。」



 と言うので、知り合いの農家の爺さんのところに連れて行くことにしました。しかしながら、爺さんのレクチャーが終わった後、先生は



 「貴重なお話でしたが、ほとんど意味を理解できませんでした。」



 と残念がっております。つまり先生は英語が得意であっても、農家の爺さんの話は不得意だったわけです。ちなみに爺さんの話を十分に理解するためには、ローカルでトラディッシュナルな方言に加え、「代掻き」や「苗代」といった農業用語にも通じている必要があります。

 そこで爺さんの話を「ほぼ理解できた」私が、後で先生に爺さんの話を要約して伝えたわけですが、これを考えれば、人はそれぞれ得意不得意分野があるわけで、その意味で人間は平等な存在と言えます。

 そして同じ平等な人間でありますから、時には失敗や間違いも犯すわけで、ゆえにどんな大学者の言うことであっても、私はそれをそのまま受け取らないよう心がけていました。

 結果としてアマノジャクと言われることも多いのですが、昨今話題の人為的二酸化炭素排出による地球温暖化についても、そのまま受け取らず、自分なりに因果関係を追求したりするのが私の性癖です。ちなみに、件の先生には



 「今度、先生が農家の爺さんの話を聞く際には私が通訳として同行します。その代わりと言ってはなんですが、私が英作文する際には添削をお願いしますので、よろしくね!」



 とお願いしておきました。ギブ・アンド・テイクを尊ぶのも、私のもう一つの性癖なのでありました。



[記:田鴨正路]
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