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気仙沼市の街並みと復興の眺め(その2) 

その1から続く)

 被災地の復興が遅いとの批判を良く目にする。確かに遅く感じられることも多いが、しかし「早急なる結論は必ず過ちを含む」との教訓もある。



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地盤沈下で水没した土地が干潟となり、鴨が泳いでいる




 震災後、1年間は、まずは生活の仮復旧に全力が注がれ、街の復興を考えるには、様々な事物や条件が流動的であった。
 1年経ち、ようやく自らの街を考えるゆとりが出てきたが、それまでにいくつかの復興事業が、スピリットとは別のところでいくつか起動し始めていた。それは各省庁毎に計画される復興事業であったり、被災地支援を目的とした大学や各種民間団体の街づくり構想であったりである。



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高校跡の敷地にガレキ処理場が建つ




 震災2年目は、それら様々に起動し始めた取り組みと、地域のスピリットとの「すりあわせ」に要する動きが復興の主体になったと思う。一様にコンクリートの壁に覆われる防潮堤計画に意義を称えた気仙沼市の有志で取り組まれた「防潮堤を勉強する会」なども、その現れだったのではないか。



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気仙沼港




 地域に根を張ったスピリット、それは金太郎飴の如く、どこでも同じように提供される国家行政基準と合致するものではないし、外部から訪れる一時的滞在者により生み出されるものでもない。
そこに住む人間自らが、その存在に気づき、そして反芻し、さらに体系化することで、外部の人間に表現しうるスピリットが確立される。



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 養殖筏も増えてきた。平成24年は良質のワカメが豊漁だったが、本格的な養殖の復興はこれからである。



「漁民はね、根は一匹狼でね。なんたって、自然にある魚を穫る穫らないかは、自らの力量に係っているわけでね。」

「だから、基本は競争社会なんですよ。隣人の話し合いで物事を決めてくのがあんまり得意じゃない。だから、○○組合って言われてもね~、う~ん?どうかな?」

 過去、何百年と漁業を主体に生きてきた伝統があり、物事の考え方も、この伝統をベースとして培われている。それを変えろと言われても、おいそれと、と言うわけにはいかない。



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気仙沼港を見つめる猪狩神社




 気仙沼市に限らず、日本の漁業に関する課題は多い。そのことは、今回の震災を通じて浮き彫りとなったが、「業」としての形態は時代の変化に対応していかねばならないが、それにより培われてきたスピリットを変えるのは容易ではない。むしろ、それをもって、新たな時代に対応したほうが得策である。

 先に紹介した「防潮堤を勉強する会」この勉強会は、見事に行政を動かした。そのやり方の根底には、気仙沼なりのスピリットがあったように感じられる。漁業の街には、漁業の街なりの復興のやり方があるのだ。

 震災からの復興とは、ローカルスピリットが何であるのか、真剣に考えさせられる出来事でもあるのかもしれない。


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カテゴリ : 街並み
2013-01-14(Mon) | コメント : 0 | トラックバック : 0

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