もみ殻が薪になる? 田でん虫むし・・・
石巻市の木村水田からお知らせです。
日時:2012年2月28日 9:00~14:00
2012年2月29日 9:00~15:00
場所:宮城県石巻市和渕字清水93-1
「株式会社 田伝むし」
主催:株式会社 田伝むし 代表取締役 木村純
共催:株式会社 青森リース(青森県十和田市)
NPO法人 モミガラパワー(秋田県にかほ市)
株式会社 トロムソ(広島県尾道市)
【デモ開催の目的】
東北地方で毎年繰り返し大量に発生するもみ殻を固形燃料モミガライトに変化させ、燃料としての普及拡大を加速させる。
東北地方の農業法人、市町村役場、JA(農協)などの団体に率先してモミガライト製造事業に参入してもらい、各地域の未利用もみ殻および、低付加価値利用されてきたもみ殻をエネルギーに変換させ、地域での活用を促す。
さて、前回記事ではライスフィールドの薪と放射性物質の関係について記しましたが、それでは木村水田のもみ殻を材料にして薪にする場合、どの程度のセシウムが集積するか試算してみます。
木村水田の平成23年作米では、放射性セシウムは不検出でした。
ただし、調査下限値は1~2ベクレルなので、これからお米のセシウム量をCs137-1ベクレル/kg、Cs134-1ベクレル/kgとして、合計2ベクレル/kgに設定してみます。
既存の試験データでは「もみ殻」と「精米」に移行するセシウム量は同等とされ、そして一粒の「もみ殻」:「精米」の重量比は 4:17 とされています。これから計算すると、もみ殻のベクレル料は
2ベクレル/kg×17÷4=8.5ベクレル/kg
そして、灰になると重量は1/200になるとされていますから、
一般的に灰の重量は薪の1/200となりますが、籾殻は不燃物のケイ素分が多く、そのため灰の重量は籾殻薪の1/6程度にとどまるようです。
その焼却灰のベクレルは
8.5ベクレル/kg×
になると予想されます。
実際に木村水田産の籾殻を集成して加工した籾殻薪の放射能を測定したところ、放射性セシウム134と137の合計は、
84.69±17.76 ベクレルでした。
[測定日 2012/03/02:測定者名小さき花SSS ISHIMORI]
そして、田んぼに残留していたセシウムも除去できるので、一石二鳥ですね!
もし藁で薪が集成できたら、その移行量は十倍大きいので、もっと効果的に除染できるかもしれません。
(注意)上記記載事項のうち、茶文字ヶ所については、2012年3月2日の放射能実測値の結果に基づき、同年3月4日に修正しております。
[放射性物質の調査状況について]
・木村水田の平成23年作米では、放射性セシウムは不検出でした。
・ 宮城県内の放射性物質調査の結果と木村水田の位置関係については、こちらをご確認ください。
平成23年産の新米出荷しております。 田でん虫むし田んぼのお米
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