スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
カテゴリ : スポンサー広告
--------(--)

我が大地、セシウムのその後「米からの被爆量について」 


 このページで、食品からの被ばく量算定は最後となる。最後の試算は、私たちの主食、米について算定する。

[一人当たり米の消費量]
 日本人の米消費量は玄米ベースで年間60kg(精米の場合はこれに0.9を乗じればよい)であるが、このソースはあえてリンクしない。本ブログはそもそも稲作をテーマに始まっており、著者としては、この60kgという数字が頭にたたき込まれているし、様々な思いがある。

 60kgとは米一俵の重さである。ずいぶんキリの良い数字だが江戸時代では、人一人を養うための米は2.5俵が目安であった。2.5俵とは一石のことで、つまり伊達100万石と表せば、それは100万人を扶養できる石高を意味する。もっとも年間2.5俵も米を食えば脚気になり、当時の江戸町民は十分に米を食べていたようで、江戸患いなる脚気が流行した。

 当時日本の8割と言われた農民にとって米は自給作物というより換金作物で、収穫した米の大部分を年貢に出し、自分達は雑穀に米を混ぜて食べた。だから脚気にならなかった。よく玄米を食べたから脚気にならなかったと言われるが、それは誤りで、そもそも脚気になるほど米も玄米も食えなかっただけである。

 余談はそれくらいにして、日本人は米を年間60kg食べる。そうなれば一日食べる量は

 60kg÷365day=0.164kg/day

となる。

[玄米の放射性基準ベクレル]

宮城県の平成23年度新米調査(本調査)ではほとんどが不検出であるが、最大で100Bq/kgを越える検体が一個、その他20Bq/kg程度の検体が数個ある。検出限界は20Bq/kgとあるが、Cs134と137を合計し、実質40Bq/kgと判断する。


栃木県の新米本調査もほとんどが不検出だが、1検体のみ30bq/kg以下の放射性セシウムを検出している。検出限界は宮城県と同様である。


・ 同様に茨城県の調査では3検体が放射性セシウムを検出し、20~90の値を示す。検出限界も同じ実質40Bq/kgである。


 茨城県と宮城県では40Bq/kgを越える検体が各々1個若しくは2個あったが、米の調査件数は多く、基準ベクレルについては、そのほとんどが下回る実質検出限界の40Bq/kgに設定する。

[玄米からの年当たり被ばく量]
 以上から、玄米からの年当たり被ばく量を算定すれば下記となる。
 
 0.164kg/day×40Bq/kg×0.006=0.039mSv/year

 この値は、年間被ばく限度量を1ミリシーベルトに制限した場合、その制限値の3.9%程度である。この数値は玄米の場合での値であり、これを精米すれば、半分程度の値に収まる。

(玄米とヌカについて)
 ちなみに玄米はその表皮に比較的多くの放射性物質を含有する。もともと玄米は表皮にミネラル分を豊富に含むが、放射性セシウムもミネラルの一つとして、表皮に蓄積するわけだ。
 そして玄米を精米する過程で生じる「ヌカ」は放射性セシウムの含有割合が高くなる。そうは言っても、年間当たりの玄米の被ばく量は、上記に示したとおりである。年間に食べる米の量から得られるヌカ以上の量(6kg/year以上)を摂取しないかぎり、ヌカについてもあまり気にする必要がないであろう。しかも、ここで言う摂取とはヌカそのものを食べる意味であるから、ヌカ漬けなどはなおのこと問題とならない。

[福島県産の玄米について]
 福島県では、大部分の新米が不検出であるが、しばしば放射性セシウムが検出されている。その値のほとんどは、50Bq/kg以下であるが、100Bq/kg前後の値を示した検体も数個ある。
 以上から判断し、福島産の玄米の基準ベクレルは100Bq/kgに設定する。




▼被ばく量計算目次
被ばく量の各種基準値 / 1ミリシーベルトについて / 被ばく量の計算方法 / 被ばく量の総合評価
【各品目毎の被ばく量計算】
水道 / 野菜 / 果樹 / 特用林産物 / 水産物 / / 乳製品等 / 牛肉 / 豚肉 / 鶏肉 / 小麦 / 大豆 / /
※「我が大地、セシウムのその後」では2011.9までに公表された調査データを基に試算しております。




スポンサーサイト
 

コメントの投稿

非公開コメント


弊ブログおすすめ
本ブログ登場の方々がお届けします

 農薬を使わないお米、肥料を使わないお米を宮城県から全国に発送します。

B_kumattkofarm.gif

仙台市秋保から無農薬野菜をお届けします。

【2012年産の新米 出荷開始】

B_fureaiS.gif

 いにしえの品種、その野性味が自然栽培でよみがえります。
宮城県色麻町から

【2012年産の新米 出荷開始】

B_bamboo_20120319235249.gif

 自然栽培のササニシキを天日干しにしてみました!おてんとの味わいをお楽しみください。
宮城県色麻町から

【2012年産の新米 出荷開始】

B_woodartbag.gif

 でんでんむしむしカタツムリ、自然栽培の六次産業を目指します!
宮城県石巻市和渕から

プロフィール

2010tariki

Author:2010tariki
【問い合わせ先】

メールは以下の
「A+B+@+C」
になります。
A=tarikino
B=tunagari
C=infoseek.jp

検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。