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我が大地、セシウムのその後「水産物からの被爆量について」 


[一人当たり水産物の消費量]
 農林水産省の食料需給表(平成21年度)で報告される、魚介類及び海藻類の消費量及び、国内生産量と輸入量(被ばく量の試算からは除外する)から、一人一日当たりの被ばく消費量を計算すれば、下記となる。

注)以下、一日一人当たり消費量×国内生産量÷(国内生産量+輸入量)

・魚介類:0.0823kg×4,868千t÷(4,868千t+4,500千t)=0.043kg
・海藻類:0.0028kg×112千t÷(112千t+46千t)=0.002kg
 合計=0.045kg≒0.05

[水産物の放射性基準ベクレル]
 宮城県、栃木県、茨城県の5月以降の放射線量調査結果から、基準ベクレルを設定してみる。

宮城県の海水魚では2~20Bq/kgの程度の放射性物質が頻繁に検出されている。淡水魚は海水魚より一桁数値が高く、30~120Bq/kgの放射性物質が検出されているが、300Bq/kgを越える放射性物質が検出された検体もある。


栃木県は、海が無いのでアユなど淡水魚のみの調査結果となるが、おおよそ50~500Bqの範囲で、コンスタントに放射性物質が検出されている。


茨城県では詳細な調査結果を公開している。今回事故により宮城県、福島県の漁港稼働率はかなり低下していると思われるし、宮城県沖は海流の関係からさほど放射能汚染の影響を受けないはすである。
 一方、茨城県の漁港はそれら県よりも稼働率が高く、調査データが豊富と思われ、さらに海流の関係から、福島県からの放射能汚染を直接受ける位置にある。このため茨城県は他県よりも水産物に対する「本気度」が高いのであろう。
 いままでの調査結果で言えば、海水魚に関しては400Bq/kgに迫るなど高い値が検出されているが、概ね200Bq/ka以下の値であり、これは淡水魚も同様の結果である。


 以上、いずれの県でも検出限界値は調査資料に掲載されていないが10Bq/kg以下の調査結果が得られているので10Bq/kg程度であると思われる。

(淡水魚の傾向)
 淡水魚は3県とも少しずつ傾向が異なるが険しい山系を持つ県ほど、放射性物質の値が高い傾向があるようだ。また農産物と異なり、原発事故から期間が経過した8~9月でも、コンスタントに同じような高い値の放射性物質が検出されているのも特徴である。
 このように期間が経過してもコンスタントに値が検出され続けているのは、放射性物質が降り注いだ山の表土から、放射性物質と結合した塵芥が少しずつ(コンスタントに)川に流れ込んでいるからではないだろうか?
 いずれにしても、淡水魚の基準ベクレルは最も高い傾向検出傾向を示す栃木県の結果から、500Bq/kgに設定する。

(海水魚の傾向) 
 次に、海産物であるが、宮城県と茨城県とでは異なった傾向がある。これは海流の方向が異なるためであろう。宮城県では20Bq/kg以下と低いが、茨城県のそれは200Bq/kgと一桁違う値となる。
 海水魚の基準ベクレルについても放射性物質が高い値となるよう、大きな値を取り200Bq/kgに設定する。

(水産物の基準ベクレルについて)
 以上のように水産物の放射能汚染についは淡水魚、海水魚ともに異なったレベルにあるが、食品に共される淡水魚の割合は、海水魚の1割以下と言われている。このため、基準ベクレルはこの割合で淡水魚と海水魚の基準ベクレルを加重平均して230Bq/kgに設定する。

[水産物からの年当たり被ばく量]
 以上から、水産物からの年当たり被ばく量は下記となる。

  0.05kg/day×230Bq/kg×0.006=0.069mSv/year
  ※換算方法は、こちらを参照

 この値は、年間被ばく限度量を1ミリシーベルトに制限した場合、その制限値の6.9%程度で、他の品目に比べれば比較的大きい。水産物の日当たりの消費量は他の品目よりさほど大きくないが、割と被ばく量が高いのは、基準ベクレルが高いからである。
 特に、淡水魚の川魚は汚染のレベルが高いので、ここ数年は川魚の水揚げを抑制し、この機会に水資源の涵養に努めることも大切だと考える。

[福島県産の水産物の放射性基準ベクレル]
 福島県の海水魚についていわき市の結果をみてみると、低い値で100Bq/kg以下が多いが、しばしば暫定規制を越える結果が得られている。このため、海水魚の基準ベクレルは暫定規制値500Bq/kgとするのが適当であろう。
 淡水魚は100Bq/kgを下回る検体もあるが、おおむね100Bq/kg程度であり、しばしば暫定規制値を超える検体も見られる。こちらについても、やはり暫定規制値で基準ベクレルを設定するのが適当なようである。これから算定される年当たり被ばく量は0.15mSvと高い値となる。




▼被ばく量計算目次
被ばく量の各種基準値 / 1ミリシーベルトについて / 被ばく量の計算方法 / 被ばく量の総合評価
【各品目毎の被ばく量計算】
水道 / 野菜 / 果樹 / 特用林産物 / 水産物 / / 乳製品等 / 牛肉 / 豚肉 / 鶏肉 / 小麦 / 大豆 / /
※「我が大地、セシウムのその後」では2011.9までに公表された調査データを基に試算しております。




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