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我が大地、セシウムのその後「放射線量をめぐる各種制限値について」 


 今回の原発事故では(今回だけにしてもらいたいが。)、放射線量の許容値をめぐり、様々な数値が飛び交っている。

 初期の頃は、識者の間でさえ時間当たりシーベルトと年間当たりシーベルトといった単位換算を間違える初歩的なミスがあったし、20ミリシーベルトをめぐり、原子力安全委員会と文部科学省の見解の不整合などもあった。

 これにより、少なからず社会的混乱があったが、そろそろ冷静になっても良い頃である。ここで、今一度、放射線被爆をめぐる各種数値の内容を整理してみたい。


以下は、主として 放射線から人を守る国際基準 H23.4.27 を参考としております。


▼500~1000ミリシーベルト
 ICRPが目安とする緊急措置や人命救助に従事する人々の制限値である。
 吐き気、頭痛、皮膚のやけど、下痢、脱毛など.急性的な身体的障害は1000mSv以上の被爆で生じるとされる。また癌の発症率は、1000mSv当たり10~5%程度と見込まれる。

▼年間 20~100ミリシーベルト
 事故や核テロ等など非常事態が起こった際に、重大な身体的障害を防ぐことに主眼を置き、一般人を対象としたICRPが目安とする線量である。
 100mSvでの癌の発症率は1~0.5%程度と言われ、それ以下の線量について、発症リスクは科学的に確認されていない。ここでの確認とは100mSv以下であれば癌発症リスクが無くなるという意味でなく、それぞれの相関が確認できないとの意味であろう。
 原子力安全委員会は福島原発事故において、この目安範囲で最も小さな値20mSv/yearを避難等対策の基準として選択した。

▼5年間で100ミリシーベルト
 ICRPが限度とする放射線従事者など職業被爆者の線量限度である。
 100mSvを5年間で割れば、20mSv/yearとなるから、先に述べた原子力委員会の避難対象基準20mSv/yearと同じ数値となる。

▼生涯100ミリシーベルト
 食品安全委員会では生涯の累積被爆線量が100mSvに以上となれば、健康への影響が生じるとし、制限線量は生涯で100mSv以下に留めるべきとしている。
(参)食品安全委員会/放射性物質の食品健康影響評価の状況について H23.7.26

 仮に一生涯を80年と想定すれば、年当たり被爆量は平均で1.25mSvとなる。
 あるいは、一生涯を今回原発事故の主たる放射性物質であるセシウムの半減期30年に2倍を乗じた期間、60年で割り戻せば1.67mSv/yearとなる。いずれにしても、以下に述べる1mSv/yearと似通った数値になり、この制限値と生涯100mSvは実質的に同様の効果を持つであろう。

▼年間 1ミリシーベルト
 ICRPが限度とする公衆の線量限度であり、身体的障害はもとより将来起こるかもしれない癌発症リスクをできるだけ低く抑えた数値であるが、この線量限度を決めるに当たっては、社会的観点からの検討がより重要である。

 特に便益もないのにかかわらず自然放射線より高い線量を被爆した者は、放射線従事者と異なり自らの望まない何らかのリスク(例えそのリスクが無視できるほど小さかったとしても)を背負うことになる。これは被爆「損」であるが、この「損」を社会的に受け入れられる上限値を示すならば、1mSv/yearが適当だろうとICRPは判断したわけである。

(参)武田邦彦教授ブログ
 ・1年20ミリの被爆の被害に、何で報いるのか?
 ・政府はなぜ「国民の被爆量」を決められるのか


 次に国内法の扱いについて説明してみる。「原子力基本法」第20条において「放射線による障害を防止し~(中略)~規制その他保安及び保健上の措置に関しては、別に法律で定める」としている。
 そして別法となる「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」では、第19条1項で、廃棄の基準を文部科学省令で定めるとし、同法の施行令及び「施行規則第19条第1項第2号ハ」に基づき、文部科学大臣が定める「放射線を放出する同位元素の数量等を定める件」の第14条4項において、「~(省略)~線量限度は、~(中略)~1年間につき1ミリシーベルトとする。」としているのである。




▼被ばく量計算目次
被ばく量の各種基準値 / 1ミリシーベルトについて / 被ばく量の計算方法 / 被ばく量の総合評価
【各品目毎の被ばく量計算】
水道 / 野菜 / 果樹 / 特用林産物 / 水産物 / / 乳製品等 / 牛肉 / 豚肉 / 鶏肉 / 小麦 / 大豆 / /
※「我が大地、セシウムのその後」では2011.9までに公表された調査データを基に試算しております。




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