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宮城県のアイヌ語地名と蝦夷の記憶 

 先日、「米」と「稲」の語源をいろいろ調べ、以下のブログにまとめてみました。

  田力ノート「米の語源」

「米」とは、そもそも「よね」と読み「世の根」を意味する。

 「稲」とは、「いね」と読み、「命の根」を意味する。

 ということで、隠された言葉の意味が知れれば、言葉のリアリティーが蘇ってきます。そして、言葉の意味が知れれば、日々、わけもわからず忙しく動き回る自分の生活さえも意味が見いだせそうになるもので、言葉の意味を知ることは大切なのだと気が付かされました。

 また何気なく読み捨てている地名に関しても、何かしらの意味を持っているはずで、東北地方に関して言うとアイヌ語との関連が無視できません。

 例えば、冒頭の書評で紹介した「達居森」以外にも、宮城県には「品井(しない)沼」という地名があります。これをアイヌ語でひもとくけば「シ(大きな)、ナイ(沢・川)」になります。
 現在は干拓され、広々とした水田の広がる「品井沼」ですが、このアイヌ語の意味を知っていれば、かつてそこに、とても大きな川のような沼があったことを知ることができます。

 農薬を使わない稲作を試みる場合、単に稲作技術だけを考えるだけでなく、それまでに田んぼで営まれていた稲作履歴を知ることや、かつての田んぼがどういった地形にあったのかを知ることも大切だと思います。そのためにはアイヌ語地名が貴重なヒントになるかもしれません。



[宮城県大衡村の達居森]



 ちなみに、ライスフィールドのある色麻(しかま)町、これもアイヌ語で「シ(おおきな)、カマ(平たい岩)」と読めるのですが、現在の色麻町周辺に、この「大きな平たい岩」と合致する地形は見あたらず、書評の山田秀三氏によると「シカマ」がアイヌ語由来かどうかははっきりしないとのことでした。

 色麻町には、かつて色麻柵という大和政権が蝦夷と対峙する拠点がありました。また同じ宮城県沿岸部には大和政権の前線総司令部である多賀城があって、色麻と多賀城を結ぶラインより北側からアイヌ語地名が多く見られるようになります。
 たぶん、そこでは、他より遅い時代まで確固とした蝦夷文化が確立していたのでしょう。

 話は変わりますが、以前、フィリピンに渡航した際、彼の地ではヤモリを神様として大切に扱っていました。なんで神様なのかと聞いたら、夜になると土の中から這いだし、家の柱を登り始めるヤモリの姿がキリストの再来を感じさせるからとのことです。

 私にはこのフィリピンの習俗が、狐や狸、馬や蛇や鰻なんかも神様とする日本人の姿と重なり、親近感を覚えましたが、もしかしたら、これはフィリピンにキリスト教が伝来する以前からある習慣の名残なのかもしれません。

 これと同じように、東北地方には、忘れられた蝦夷の習俗が形を変えながら、現在にも延々と引き継がれているように考えることがあります。

 それを知ることで「自然栽培の稲作」を、別の角度から見つめることができるかもしれません。ゆえに、もうしばらく「蝦夷の記憶」を探る旅を続けたいと思います。
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