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浄土の浜に、かかる橋 

 今晩は、田鴨です。

 連休3~4日は友人と一緒に、岩手の知人を訪ねに行きました。

 友人は復旧したばかりの東北新幹線で来県し、今度は私の車で国道45号を北上し、岩手の知人のところに向かいました。

 国道45号は、仙台から始まり岩手、青森の大平洋沿岸をつなぐ幹線道路であり、旅の途上には、被災を受けた街が続いています。

 岩手の知人は、宮古を拠点とした被災支援団体に参加し、支援活動に携わっていました。



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 仙台市荒浜付近から眺める仙台市内の夜景。

 震災当日の夜、この荒浜で数百人の遺体が確認されたとのニュースが流れた。現実の厳しさを痛感させられた、最初ニュースでした。



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 南三陸町の旧志津川市内。真ん中に見えるのが防災庁舎跡、この川沿いに、かつて街が広がっていた。



 国道45号は、ところどころ橋が落ち分断され、迂回路を走りながら宮古に向かった。南三陸町、気仙沼市、陸前高田市、大船渡市、釜石市、大槌町、山田町、宮古市、宮古市田老まで通過したが、どの街も大きな被害を受けている。

 特に南三陸町と陸前高田市、そして大槌町と山田町が酷い。いずれの市街地も壊滅的であり、かつての面影を残すのは、わずかに残った鉄筋コンクリートの建物のみである。



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 大槌町の吉里吉里(きりきり)地区の被災状況。この街も壊滅的打撃を受けたようだ。
 吉里吉里地区は、井上ひさし原作の「吉里吉里人」やNHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルになった。「きりきり」という地名がユニークだが、これはかつて、この地にあった鳴砂の擬音に由来すると言われる。そしてその擬音にはアイヌ語由来説があり、吉里吉里という地名もアイヌ語地名に加えられることがある。

 車で同行した友人は東京に在住するが、実家は郡山市にある。宮城ではガソリンパニックが終息し1ヶ月程度が経過した。パニックが終息してからは、ガソリンの残量も気にしなくなったが、郡山市では現在でも、車のガソリンを満タンに維持しておく人が多いとのことだ。原発状況によっては、迅速に車で県外に避難するためである。

 瓦礫の街を通過しながら、そのような近況を友人と語り合った。

 三陸沿いの街は起伏に富んでいる。その狭い平地にあった街は壊滅的打撃を受けたが、少し坂を上ればコンピニもガソリンスタンドも営業している。国道45号を走れば、このような非日常と日常が交互に現れ、消えていく。その風景は、訪れる者に不思議な印象を抱かせる。

 どの街にも自衛隊のジープとトラックが駐屯し、迷彩服の隊員が瓦礫撤去と側溝のヘドロ除去に従事していた。海上自衛隊の護衛艦が停泊する湾もあった。警察も他県ナンバーである。彼らの存在は、被災地の人達にとって心の支えになっているだろう。




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 宮古市浄土ヶ浜の眺め。津波を受けても変わらぬ姿が残っている。

 岩手の友人、宮城から来た私、東京に在住し福島に実家を持つ友人、この浄土ヶ浜で会合した。そして岩手、宮城、福島、東京、それぞれの状況について情報交換した。

 その日、風が強く天気は不安定であり、曇り、小雨、晴天がめまぐるしく変化した。



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 浄土の浜に、虹がかかっていた。
 
 犠牲者の、冥福を祈る。

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急がれるのは、「急いで逃げる」体制づくり 

 この度の災害を受け、管総理は「山を削って高台に住むところを置き、海岸沿いの水産業(会社)、漁港まで 通勤する」と構想しいるようです。

 しかし、繰り返しになりますが、今回の災害は千年に一度といわれる災害です。と言うことは、もしかしたら今後千年は、これほどの津波は来ないのかもしれません(注)。それまでの間、つまり一千年の間、海岸沿いは危ないという意識を持ち続けることができなければ、一時は海岸沿いに街をつくらずとも、喉元過ぎればなんとかで、再び海岸沿いに街がつくられることになるでしょう。

 それよりも、まず急がれるのは、

 「津波が来たら、急いで逃げる」

 この体制作りにあると感じています。

 単純に確立論的に予想するならば、今後、千年に一度の地震が懸念されるのは、それが既に発生した地域でなく、まだ発生していない地域になるでしょう。
 そういった地域では、海沿いの街でそのまま日常生活が営まれており、いまさら「山を削って高台に住む」ことなど、なかなかできることではないでしょう。

 今回、津波の教訓を記すのは、そういったまだ被害を受けていない地域に対し、津波の教訓を伝えることが大きな目的となります。

 さて、津波は地震と違い、その前兆(地震)が確実にあるのが特徴です。そのため、不意に訪れる地震と違い、津波到来まである程度の時間的猶予を得ることができます。この時間が「急いで逃げる」ための貴重なライフタイムとなります。

 地域によって異なりますが、今回の津波では地震発生から津波の襲来まで、30分程度の時間がありました。体力により異なるでしょうが30分もあれば、車を使わずとも2~3kmは移動できるはずです。そこまで移動できれば、だいたいは、安全域に脱出できたでしょう。

 それでも、なぜ多くの人が逃げ遅れたのでしょうか?

 いろいろ話を聞いてみると、以下のような原因があったようです。

 ・貴重品を取りに行くため、家(被災地)に戻った。
 ・職場の確認のため職場に戻った。
 ・家にいる家族(特に子供や老人)が心配で家(被災地)に戻った。
 ・たった2~3kmとは言え、老人や身障者が移動するのは困難である。
 ・車の渋滞にはまって逃げ遅れた
 ・あれだけの津波が来ると思わず逃げなかった。


 岩手県の三陸沿岸では「津波が来たら、肉親に構わず、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」という「津波てんでんこ」の教訓が伝えられており、今回の災害でも、この教訓により多くの人達が命を救われました。

 「肉親に構わず、てんでんばらばらに逃げろ!」

 このため、これが、津波から逃げるための大原則にはなりますが、とは言っても、多くの人は肉親を助けながら津波から逃れたいと思うでしょう。

 「てんでんこ」の教訓は、明治三陸地震の頃から称えられ始め、昭和三陸地震で実践されたと伝えられています。一方で、その頃から時代は変わり、現在ではラジオはもとより、自家用車も、携帯電話も普及しました。

 これらツールを効果的に使うことができれば、現代版「てんでこ」はより多くの人達を救うことができるはずです。



(注)3.11地震と相似形とされる地震に、貞観地震、スマトラ島沖地震の二つがあげられます。スマトラ島沖地震では、発生から4ヶ月後に、再び大きな余震がありましたし、その後も、巨大地震が頻発しています。このため、今回の3.11地震でも4ヶ月程度後に、大きな余震があるのでは?と懸念する声が聞こえています。
 その一方で、今後、さらなる歴史的検証を行う必要があるにしても、貞観地震では、その後大きな余震があったとの記録が見あたりません。
 このように、3.11の地震に相似する二つの地震には、その後の地震について、異なる特徴を持っているようですが、いずれにしても、今後、巨大余震が発生するかどうかは予想し難いものであり、まずは「そもそも地震の予知など不可能なのだ」と謙虚な気持ちを持ち、そして「予知できない」ことを前提にしながら、防災対策を考えることが重要であると感じています。


 

今年の山菜は2週間遅れです 

 こんにちは、ライスフィールドのマスターです。

 今年の山菜、10日から二週間ほど遅れてます。

 3月上旬の福寿草の開花は例年どおりだったのですが、震災後から、草木の開花が例年と違う傾向を見せています。
 水仙は、いつもならポツポツと開花するところ、今年はいっせいに開花しました。



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 山菜のコゴミは、ちょっと出てきて、後が続かないし、



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タラノメも2週間ばかり遅れてます。




 毎年、4月の29日は友人と山菜に採りに出かける日で、いつもリックに一杯採ってきますが、今年はまだほとんどタラノメが出てきません。

 こんな年は初めてです。

 ニラ草の開花も、毎年であれば4月10日頃のところ、今年は4月下旬末の開花です。

 コブシもモクレンも、10日ほど遅い感じの開花でした。

 草木の開花から、今年の天候不順が気になりますが、見方を変えれば、いつもより10日ほど遅くまで、山菜を楽しめると言えるかもしれません。

 ゴールデンウィーク、ライスフィールドではいつもの年より、10日遅れの旬が楽しめます!

 是非、山菜料理を食べにきて下さい!



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みやぎ地名の旅 

 こんにちは、田鴨です。

 ライスフィールドにもたまに来る太宰さんが出版しました。

 タイトルは「みやぎ地名の旅」河北新報出版センターから発刊です。



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 著者の太宰さんは、このブログでも同人誌を紹介したことのある宮城県地名研究会の会長です。

 また、災害に由来する地名をピックアップした「災害・崩壊地名」のタイトルの本も自費出版しています。

 今回、紹介する「みやぎ地名の旅」はこういった地名研究成果の集大成版です。



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内容は

 ・地形を表す地名
 ・金属地名
 ・災害・崩壊地名
 ・地質を表す地名
 ・アイヌ語で解ける地名
 ・職業に関する地名
 ・信仰などに関する地名
 ・人名に由来する地名
 ・合成の地名
 ・行政に関する地名
 ・暮らしに由来する地名

 私が地名に興味を持ったのは、文献に現れることが希な、蝦夷の歴史や暮らしを知りたかったからです。 蝦夷は文字にして自らの記録を遺しませんでしたからね。

 大和政権が編纂した「続・日本紀」に蝦夷は登場してくるものの、その姿はどうしても敵対異民族的に向けた視点で記録されがちで、蝦夷にはもっと違う歴史や暮らしがあったように思うのです。それを知るための手段は限られますが、その一つに地名があるわけで、宮城県以北の地名には、アイヌ語と同型の地名が数多く残されています。

 例えば、そのようなアイヌ語地名の多くは、川や沼など水辺に関わる地名が多いのですが、このことは蝦夷の生活が水辺と密接に関わっていたことを意味しています。
 また、食用植物に関わるアイヌ語地名も散見され、当時の蝦夷が山菜をどのように料理していたかも気になります。

 このように蝦夷の暮らしに興味を持つのは東北の「地産地消」、「身土不二」を追求するためでありまして、これは長い旅になるでしょう。



            

本ブログで紹介した書籍は
「ライスフィールド・ライブラリー」でも販売しています。
一読されたい方は気軽にお声がけください。

            



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