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メダカの命 

 某月某日、仕事でつきあい先の某オヤジと現場に向かう。

 このオヤジ、若干のセクハラ用語を交えつつ、最近は世の中がタバコにうるさくなったと愚痴をこぼす癖がある。そんなオヤジと私は、妙にウマが合った。

 その日も、新人女性部下をつれ、一緒に現場確認に行った。

 現場確認は、この女性部下がしっかり行う。その間、私とオヤジは農業談義にふけるのがいつものパターンだ。

 こう書くと、もっとまじめに仕事しろと言われそうだが、この類の仕事は、要点さえ確認すればすぐ終わるのである。ただし女性部下は、まだ経験が少ないので、自分が納得できるまで一生懸命に現場を確認する。その間、私とオヤジは農業談義をしながら、彼女の作業が終わるのを待つわけである。

 そんな、談義にふけっている時間、ふと足もとの土水路を見ると、小さな魚影がパラパラと動き回っているのに気がついた。

 「田鴨さん、メダカだ・・・」

 オヤジがぽつりと言う。

 「まさか~こんなところに?雑魚の子どもでしょ。」

 そう流しつつも、膝をかがめ、水面近くに視線を向けた。

 「田鴨さん、やっぱりメダカだね、頭が三角形だ。」

 オヤジは自信ありげである。

 水槽の魚のように、横からシルエットを確認できれば、それがメダカがどうか確信を抱けるのだが、上からシルエットでは、なかなか特定できない。

 しかし、それにしても・・・






 「向こうの工事看板」

 私は、その方向に指を指した。そして続けた。

 「ここのメダカ、あと数ヶ月の命ですね。」

 この水路はコンクリート側溝に工事される予定のようだ。

 「この現場、俺たちが確認するより、○○保全会が確認したほうがいいのかな?」

 そう、おどけてしゃべると

 「全くだ。」

 オヤジはニヤニヤしてそう返した。

 気が付けば、現場確認を終えた女性部下が膝をかがめ、楽しそうに魚群を眺めていた。

 オヤジもその隣で膝をかがめ、水面に指を指しながら、何か優しげに女性部下に言葉をかけている。二人とも楽しげである。間違ってもセクハラ用語は飛び交っていないだろう。

 ・・いい仕事仲間と出会えたな。

 不思議とノビノビした気持ちになれた。

 それでも、特段、メダカの行く末を心配する気持ちにはなれない。

 これも運命である。

 新しく造成される住宅、そこに住む人達は、何かの犠牲の上に、自分達の生活が成り立っていることに気が付くだろうか・・・

 そこまで考え、そして考えるのをやめた。その疑問は自分自身にも跳ね返ってくるからである。

 様々な矛盾を飲み込むこと、それが生きるということなのだろう。

 それを受け入れられるだけの、年齢に差し掛かってきたのかもしれない。
 
 私は魚影にカメラを向けた。するとオヤジから一言。

 「田鴨さんは、ほとんど現場写真を撮らないわりに、そんなのばっかりカメラを向ける。」

 「気が付きました?」

 そして、二人でゲラゲラ笑い現場を後にした。



JUGEMテーマ:自然
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カテゴリ : 生き物
2010-10-26(Tue) | コメント : 0 | トラックバック : 0

稲刈り終わりました! 

色麻町の自然派レストラン「ライスフィールド」の田んぼから

 こんにちは、ライスフィールドのマスターです。

 稲刈りが終わりました。

 猛暑の続いた今年の夏ですが、ライスフィールドの作柄は・・・

 昨年より減でした。

 冬と春の二山耕起が不十分だったのが、作柄減の原因でしょうか?








平成22年8月19日
出穂直後の田んぼです。









今年も雑草のコナギは元気ですね
無肥料の田んぼのコナギはこぶりなのが特徴です。









出穂直後は穂が立ってます。
昨年と一週間と違わぬ出穂です。








出穂直後の稲、今年の田植えは6月15日頃、
苗から2ヶ月経過の姿です。







>

出穂の様子です。
これから2ヶ月弱で稲刈り予定です。









平成22年10月6日
稲刈り始まりました









稲刈りはバインダーです。
コンバインに比べて手間のかかる稲刈りですが、
バインダーでなければ棒がけが出来ません。









ときどきバインダーに草がからまり、
作業が中断します。
農薬を使わない稲作には、
このような苦労もあります。









棒がけの様子







 今年の稲刈りは、2週間近くかかりました。
 棒がけの面積が増えたのと、定期間隔で秋雨があったので長引きました。

 田んぼが乾かないと、作業が滞ります。

 人手が足りないので、シルバーさんの手伝いもいただきました。

 なにはともあれ、ようやく稲刈り完了です。

 いろいろ紆余曲折を辿った、今年の稲作ですが、これで一段落です。









           
レストラン「ライスフィールド」 
           







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カテゴリ : 自然稲作
2010-10-23(Sat) | コメント : 0 | トラックバック : 0
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