スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
カテゴリ : スポンサー広告
--------(--)

高田松原 変わりゆく風景と砂の器 



 ゴールデンウィーク、陸前高田市、高田松原を訪れる。



P5050066.jpg


 
 江戸自体以降、防潮林として植林が続けられた高田松原。
 そこに、かつて名勝と言われた名残はない。



P5050068.jpg



 東日本大震災より生じたプレート沈下により、海面が相対的に上昇した。
 その結果、汀線が後退し、砂浜は波で洗われ、松の根幹部を地表に露わにした。



P5050069.jpg



 このようなプレート沈下を地盤沈下と記すことが多い。
 しかしながら「地盤沈下」との用語は、何か軟弱な地盤が局地的に沈下したとのイメージを抱かせる。
 そして、少なからずの人達が、被災にあった沿岸部のみが局地的地盤が沈下したと思い込んでいるようである。



P5050072.jpg



 今回の震災は、軟弱な地盤のみを局地的に沈下させたのではない。東日本の土台とな北米プレートそのものが沈下したのである。その沈下量は、震源地に近いほど大きく、西に向かうほど少なくなるが、いずれにしたって、その沈下は沿岸部のみならず、被災県の内陸部や、さらには隣県の山形県などにも及ぶのである。

 ただし、沿岸部は海があるから、その沈下量を目で見て確認できる。高田松原の朽ちた松は、身を持って大陸プレート沈下といった文字通りの大自然の変化を、我々に教えてくれていた。

 被災地の復興が遅れているとの話は良く聞くし、実際、阪神大震災と比較しても遅れているようだ。
 この遅れの大きな原因として、プレート沈下があるのは間違いないはずだ。



P5050079.jpg



 辛うじて、一本だけ残った松。しかし、力つきた。
 悲しんでも仕方がない、これが大自然の営みであり、人は自然の流れに身を委ねる外ないのであろう。

 そう言えば昨年、高田松原の松を薪にし、これを京都の大文字焼きにを使おうとした動きがあった。結果、放射能汚染を理由に、京都側から断られたことがニュースで話題となった。
 高田松原の松をわざわざ京都て燃やす意義がよくわからなかったが、放射能を騒ぎ立てる人達の考えは、いっそう理解できなかった。

 一つ理解できたのは、これだけ科学が発達し、教育レベルが上がった日本にあっても、穢れ思想といった古代からある日本の宗教的観念が、延々と現在まで息づいていることであった。



P5050087.jpg



 陸前高田市にも、更地とっなった旧市街地に瓦礫の山がある。
 この瓦礫の各県の受け入れの是非についても、放射能を理由に喧々諤々の議論がある。



コピー (3) ~ P5050087



 この受け入れの議論を耳にする度に、松本清張原作の映画「砂の器」を思い出してしまうが、そろそろ人心も落ち着いても良い頃だと思う。





スポンサーサイト
 

ふれあい農園、農作業の始まり 


 4月8日、石巻市、仮設開成団地のふれあい農園では、農作業が始まりました。ふれあい農園からのお便りです。

   ×   ×   ×   ×   ×   ×   ×   


 こちらは少しづつ、温かさが近づいてきたとは言うものの、先日の朝は畑に雪が残るという気候状態の中、ふれあい市民農園では、しびれを切らして、一斉に農作業を開始しました。


IMG_1148.jpg



F2DSCN1734.jpg


 最初にトラクターで畑を耕します。
 オペレーターは竹肥料の阿部社長さん。津波で水産工場を津波で失った阿部さんですが、現在は畑で活躍中です。



F2DSCN1765.jpg


 開始は午前10時、やってきた農園活動参加者は受付で、各々の畑ナンバーを確認すると、早速竹肥料を受け取り、次に種ジャガイモを受け取ってそれぞれの畑に向い、そこで、土を耕しながら竹肥料や完熟たい肥を入れ、畝作りをしました。



IMG_1143.jpg



IMG_1144.jpg



 大体30センチ間隔に種芋を植えると足で踏込み、土中にイモが見えなくなる様に埋めました。



F2DSCN1778.jpg


 このように今日の農作業は、自分の畑に初めてイモを植えるという作業でしたが、慣れない土起こしをしている姿に、ぎこちなさはあっても健康そのもので、ほほえましく感じられました。



IMG_1161.jpg



IMG_1162.jpg



F2DSCN1773.jpg


 昼近くになると、作業者数も大勢増えて、農園の作業開始を祝うかのように、青空に真白い雲が心地よく浮かんで見えました。

 春にふさわしい農園作業でした。



  ふれあい市民農園の開設の経緯はこちらから
  只今、活動支援金のご協力をお願いしております。


          
「ふれあい市民農園」石巻市仮設住宅から
          


 

ふれあい市民農園、農作業講座 


 4月1日、石巻市、仮設開成団地のふれあい農園では、3回目の農作業の基本講座が開催されました。これで農作業前の基本講座シリーズは完了です。




F1P4010003.jpg


 阿部剛先生が講師の「農作業の基本講座」です。
 今回は具体的な作物ごとの栽培方法について解説がありました。



F2P4010004.jpg


 また、ふれあい農園のテーマである有機栽培の考え方についても解説。



F3P4010005.jpg


 土壌改良材として利用する「竹チップ」の解説は、竹チップの阿部社長さんが担当です。



F4P4010006.jpg


 次回は、いよいよ農作業の始まりです。農園も、スタンバイOKしました。



F5P4010007.jpg


 こちらは、小さいながらも農園の仮設事務所。新しい交流の場になれればいいですね。 



F6P4010008.jpg


 休み小屋も手作り、手作りで始まる「ふれあい農園」の出発です。



  ふれあい市民農園の開設の経緯はこちらから
  只今、活動支援金のご協力をお願いしております。


          
「ふれあい市民農園」石巻市仮設住宅から
          


 

震災からの復興と竹パウダー 


 竹パウダーの爺さん
 昭和18年、石巻市田代島生まれる。
 16歳からマグロ船に乗り、以後10年程マグロ漁に従事する。

 その後、マグロ船が減船され、船を降り野菜の行商を始めた。しかしこの行商は苦労が多く、そのため魚の行商に転換。



DSCN1158.jpg


 昭和50年頃には大型スーパーからアナゴの加工を依頼され、これが順調で加工業を拡大。平成に入り阿部商店として独立し、魚加工業を経営するようになった。
 写真は3.11以前の阿部商店と爺さんである。



DSCN0078.jpg


 3.11以前の阿部商店の加工場内部。



DSCN1207.jpg


 魚加工で出る副産物の消臭に竹を使っていたが、これが竹パウダーづくりのきっかけとなった。
 写真は、平成22年の12月、北上総研の仲間と竹パウダーの事業化を検討している様子である。この3ヶ月後に津波が来た。



DSCN1295.jpg


 平成23年3月29日、石巻市魚町、阿部商店周辺の様子



DSCN1291.jpg


 津波の破壊力は想像を絶していた。



DSCN1285.jpg


 石巻港の目の前にあった阿部商店は、ものの見ごとに消失。あの建屋はどこに行ったのか?
 唯一の救いは、従業員全員が無事であったこと。



DSCN1287.jpg


 もう一つある。



DSCN1290.jpg


 10トン保冷車のブリッジ。



DSCN1288.jpg


 この下に竹パウダーの植繊機が埋まっているのを発見。
 元来、海の男である爺さんは、行動が早い。



P4240063_20120321223834.jpg


 どうやって植繊機を発掘したのかわからないが、4月下旬には竹パウダーの生産を再開している。

 「生産するのは良いとして、売り先はあるのか?」

 そう問うと、一言

 「無い」




P3040019.jpg


 平成24年3月4日、仮設住宅開成団地被災者用に開設した「ふれあい市民農園」の開講式で、竹パウダーについて解説する爺さん。

 世の中、様々なビジネス理論がある。そういったセミナーを聞く度に、いちいちもっともな話だと納得はするが、いつも何か引っかかりを感じている。それは、いくら立派な理屈があろうと、それだけではどうにもならないのではないか?という疑問である。それに対して、爺さんの生き方には行動力があり、引っかかりを感じない。

 3.11で加工場は消失したが、まだ余震さめやらぬ4月に、爺さんは次の一手を打っている。

 昭和18年(1943年)生まれだから、今年(2012年)で68歳の計算だ。

 先日、爺さんから電話が来た。

 「おとつい竹パウダーを見に来たお客さんがいて・・・」

 何か、新たな取引が始まりそうな予感がある。

 高齢化社会、起業、復興、景気対策、いろいろと難しい課題の多い世の中であるが、その解決の答えは、意外にシンプルなところに隠されているのかもしれない。

 「ところで、魚かすを竹パウダーに混ぜるとのことですが、放射能は大丈夫ですか?」

 そう聞くと

 「魚は全部輸入物だからね。」

 との答え。
 
 なかなか抜け目が無いのも、爺さんの特徴のようである。



 
 

ふれあい市民農園開園式 


 今晩は、田鴨です。

 石巻市の仮設住宅住民の方々に農作業を提供する「ふれあい市民農園」が開園しました。

 とは言っても連日の積雪により、農園の整備が遅れており、まずは集会所での開園式から始まりです。



01fureai20120304.jpg

開成団地 南集会所での開園式



03fureai20120304.jpg

阿部剛先生からの開園講演




 講演した阿部剛先生は元高校の農業指導者で、昔の農業の体験談を交えながら

 「半分は頭、半分は体で覚えるのが農業」

 といった農業の本質を楽しく伝えてくれました。

 これから、4月1日まで、阿部先生から農業の基本講座があり、その後、農園の土づくり作業が始まります。

  ふれあい市民農園の開設の経緯はこちらから

 なお、東日本大震災の後、本ブログの緊急支援物資活動で登場した

 ・「先生」と「爺さん」
 ・「尋ね人さん」

も農園スタッフを努めております。



          
「ふれあい市民農園」石巻市仮設住宅から
          




 
弊ブログおすすめ
本ブログ登場の方々がお届けします

 農薬を使わないお米、肥料を使わないお米を宮城県から全国に発送します。

B_kumattkofarm.gif

仙台市秋保から無農薬野菜をお届けします。

【2012年産の新米 出荷開始】

B_fureaiS.gif

 いにしえの品種、その野性味が自然栽培でよみがえります。
宮城県色麻町から

【2012年産の新米 出荷開始】

B_bamboo_20120319235249.gif

 自然栽培のササニシキを天日干しにしてみました!おてんとの味わいをお楽しみください。
宮城県色麻町から

【2012年産の新米 出荷開始】

B_woodartbag.gif

 でんでんむしむしカタツムリ、自然栽培の六次産業を目指します!
宮城県石巻市和渕から

プロフィール

2010tariki

Author:2010tariki
【問い合わせ先】

メールは以下の
「A+B+@+C」
になります。
A=tarikino
B=tunagari
C=infoseek.jp

検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。