ふれあい農園、農作業の始まり
4月8日、石巻市、仮設開成団地のふれあい農園では、農作業が始まりました。ふれあい農園からのお便りです。
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こちらは少しづつ、温かさが近づいてきたとは言うものの、先日の朝は畑に雪が残るという気候状態の中、ふれあい市民農園では、しびれを切らして、一斉に農作業を開始しました。
最初にトラクターで畑を耕します。
オペレーターは竹肥料の阿部社長さん。津波で水産工場を津波で失った阿部さんですが、現在は畑で活躍中です。
開始は午前10時、やってきた農園活動参加者は受付で、各々の畑ナンバーを確認すると、早速竹肥料を受け取り、次に種ジャガイモを受け取ってそれぞれの畑に向い、そこで、土を耕しながら竹肥料や完熟たい肥を入れ、畝作りをしました。
大体30センチ間隔に種芋を植えると足で踏込み、土中にイモが見えなくなる様に埋めました。
このように今日の農作業は、自分の畑に初めてイモを植えるという作業でしたが、慣れない土起こしをしている姿に、ぎこちなさはあっても健康そのもので、ほほえましく感じられました。
昼近くになると、作業者数も大勢増えて、農園の作業開始を祝うかのように、青空に真白い雲が心地よく浮かんで見えました。
春にふさわしい農園作業でした。
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ふれあい市民農園、農作業講座
4月1日、石巻市、仮設開成団地のふれあい農園では、3回目の農作業の基本講座が開催されました。これで農作業前の基本講座シリーズは完了です。
阿部剛先生が講師の「農作業の基本講座」です。
今回は具体的な作物ごとの栽培方法について解説がありました。
また、ふれあい農園のテーマである有機栽培の考え方についても解説。
土壌改良材として利用する「竹チップ」の解説は、竹チップの阿部社長さんが担当です。
次回は、いよいよ農作業の始まりです。農園も、スタンバイOKしました。
こちらは、小さいながらも農園の仮設事務所。新しい交流の場になれればいいですね。
休み小屋も手作り、手作りで始まる「ふれあい農園」の出発です。
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福寿草の開花、カメムシが占う豪雪とお米の品質
ライスフィールドに福寿草の花が咲いていました。
本日は3月25日、例年であれば3月3日頃に咲くライスフィールドの福寿草ですから、だいぶ遅い開花となります。
とは言っても、笹の下に隠れていたので、もう少し前に咲いていたのかもしれません。
常連の爺さんに聞いてみたら、爺さんの自宅では一週間前頃に福寿草が咲いていたとのことですから、ライスフィールドの福寿草も3月20日頃には咲いていたのでしょうか?
それだって、例年よりも2週間以上遅い開花です。
やはり、1〜2月の積雪が例年よりも多く、また3月も思いの外、寒い日があったため、開花が遅れたのかもしれません。昨年の寒い3〜4月を思い出します。
1月中〜下旬頃の気温の変化から、その年の気候を占う「寒だめし」というのがあり、ある人が今年の寒だめしをしたところ、今年の夏は冷夏になるとのこと。
私自身は、この寒だめしをあまり良く理解していませんが、冬にたくさん降雪があった分、今年の夏は雨が少ないと予測しています。
また、今年の1〜2月の豪雪は平成18年豪雪と良く比較されますが、確か、平成18年作の米の出来映えは品質が良かったはずと思い、調べてみたら確かにそのとおり。
高品質米産出年における「収量構成要素」等の特徴※ 宮城県古川試験場では平成18年を1等米比率が90 %を超えた高品質米産出年にしています。
さらに、平成18年はカメムシが少なかったはずと思い出し、調べて見ると同じく。
宮城県における斑点米カメムシ類及び斑点米被害の発生動向平成18は、その前後の年に比較してカメムシの発生が少なくなっています。
もっとも上記リンクでは、斑点米の落等率の年次推移も示しており、これを見る限りは、カメムシが少なくとも、斑点米はさほど減ってない結果になっています。
もう一つ、おもしろいのは「豪雪 カメムシ」で検索したら、平成23年12月頃に秋田県で越冬カメムシが大量に飛来し、豪雪の前触れでは?
と、記事をにぎわせていること。今さらですが、この予想はズバリ的中しています。
この「米の品質」と「カメムシ」、「豪雪」は、それぞれ関連していると思われ、豪雪になると越冬できるカメムシが減る。あるいは、越冬できる場所に退避しようと、にわかに特定の場所に大量のカメムシが現れる。
なぜカメムシが豪雪を予感し、退避しようとするのか不思議ですが、何にしても水田の周辺から越冬カメムシが数を減らし、結果として、豪雪明けの年は、良い品質の米が収穫できるのではないかと、そういった自然のメカニズムが働いているように感じます。
平成24年の稲作を占う、平成18年の稲作
ようやく思い出しましたが、宮城県の石巻市で農薬を使わない稲作を続ける遠藤農園に、平成18年の稲作を記録してました。今年の気候を占う、参考にしてください。
平成18年の田んぼ歳時記
平成18年の稲作写真記録
農薬を使わないササニシキネットワーク「ササライス」

農薬と肥料を使わないササニシキを全国にお届けします。
震災からの復興と竹パウダー
竹パウダーの爺さん
昭和18年、石巻市田代島生まれる。
16歳からマグロ船に乗り、以後10年程マグロ漁に従事する。
その後、マグロ船が減船され、船を降り野菜の行商を始めた。しかしこの行商は苦労が多く、そのため魚の行商に転換。
昭和50年頃には大型スーパーからアナゴの加工を依頼され、これが順調で加工業を拡大。平成に入り阿部商店として独立し、魚加工業を経営するようになった。
写真は3.11以前の阿部商店と爺さんである。
3.11以前の阿部商店の加工場内部。
魚加工で出る副産物の消臭に竹を使っていたが、これが竹パウダーづくりのきっかけとなった。
写真は、平成22年の12月、北上総研の仲間と竹パウダーの事業化を検討している様子である。この3ヶ月後に津波が来た。
平成23年3月29日、石巻市魚町、阿部商店周辺の様子
津波の破壊力は想像を絶していた。
石巻港の目の前にあった阿部商店は、ものの見ごとに消失。あの建屋はどこに行ったのか?
唯一の救いは、従業員全員が無事であったこと。
もう一つある。
10トン保冷車のブリッジ。
この下に竹パウダーの植繊機が埋まっているのを発見。
元来、海の男である爺さんは、行動が早い。
どうやって植繊機を発掘したのかわからないが、4月下旬には竹パウダーの生産を再開している。
「生産するのは良いとして、売り先はあるのか?」
そう問うと、一言
「無い」
平成24年3月4日、仮設住宅開成団地被災者用に開設した「ふれあい市民農園」の開講式で、竹パウダーについて解説する爺さん。
世の中、様々なビジネス理論がある。そういったセミナーを聞く度に、いちいちもっともな話だと納得はするが、いつも何か引っかかりを感じている。それは、いくら立派な理屈があろうと、それだけではどうにもならないのではないか?という疑問である。それに対して、爺さんの生き方には行動力があり、引っかかりを感じない。
3.11で加工場は消失したが、まだ余震さめやらぬ4月に、爺さんは次の一手を打っている。
昭和18年(1943年)生まれだから、今年(2012年)で68歳の計算だ。
先日、爺さんから電話が来た。
「おとつい竹パウダーを見に来たお客さんがいて・・・」
何か、新たな取引が始まりそうな予感がある。
高齢化社会、起業、復興、景気対策、いろいろと難しい課題の多い世の中であるが、その解決の答えは、意外にシンプルなところに隠されているのかもしれない。
「ところで、魚かすを竹パウダーに混ぜるとのことですが、放射能は大丈夫ですか?」
そう聞くと
「魚は全部輸入物だからね。」
との答え。
なかなか抜け目が無いのも、爺さんの特徴のようである。








































